報告文、毎回うまくまとまらない人へ。ChatGPTで報告テンプレートを作る話

散らかった報告メモが整理された報告テンプレートに変わる様子を表したアイキャッチ画像 AI活用×テンプレート

報告文を書くとき、手が止まることはありませんか?

「とりあえず報告しなきゃ」と思って画面を開く。
でも、何から書けばいいのか分からない。

結論から書くべきか。
経緯から説明するべきか。
どこまで細かく書けばいいのか。
短すぎると雑に見えそうだし、長すぎると読みにくい。

これ、地味に疲れます。

報告文は、ブログ記事のように長い文章ではありません。
メールのように短いことも多いです。

それなのに、なぜかまとまらない。

今回は、そんな報告文をChatGPTでテンプレート化する方法を整理します。

完璧なビジネス文書の作り方ではありません。
「毎回ゼロから考えるのをやめる」ための、実務向けの考え方です。

報告文は、短いのに意外とむずかしい

報告文がむずかしいのは、文章量が多いからではありません。

むしろ、短くまとめる必要があるからむずかしいんです。

報告では、相手に伝えるべきことがいくつかあります。

・今どうなっているのか
・何をしたのか
・問題はあるのか
・次に何をするのか
・相手に確認してほしいことはあるのか

これを全部、分かりやすく並べる必要があります。

でも、頭の中では情報がごちゃっとしています。

作業したこと。
途中で気づいたこと。
まだ終わっていないこと。
少し気になること。
相手に判断してほしいこと。

これらが混ざったまま文章にしようとすると、どうしても読みにくくなります。

報告文で手が止まるのは、文章力がないからではありません。

「何を、どの順番で書くか」が決まっていないからです。

うまくまとまらない原因は「順番」が決まっていないこと

報告文でありがちなのが、思いついた順に書いてしまうことです。

たとえば、こんな感じです。

「昨日確認した件ですが、先方から連絡がありまして、内容としては〇〇で、こちらで一度確認したところ△△だったので、いったん□□で進めようと思っています。ただ、××の部分がまだ未確認で……」

書いている本人は分かっています。

でも、読む側は少し疲れます。

「で、結局どうなったの?」

となりやすいんですよね。

報告文では、まず相手が知りたいことを先に出した方が読みやすくなります。

特に仕事の報告では、

・結論
・現在の状況
・対応したこと
・次の動き
・確認してほしいこと

この順番にすると、かなり整理しやすくなります。

以前、仕事の報告文をChatGPTで整える方法についても書きました。
報告文そのものを整えたい場合は、先にこちらの記事も参考になります。

報告文がうまくまとまらない人へ。ChatGPTで伝わる文章に整える方法

今回の記事では、そこから一歩進めて、毎回使える「報告テンプレート」として型にしていきます。

ChatGPTで作るなら、報告文の型を先に決める

ChatGPTに報告文を作ってもらうこと自体は簡単です。

「この内容を報告文にしてください」

と頼めば、それなりに整った文章が出てきます。

でも、毎回それだけだと、また次の報告で手が止まります。

大事なのは、報告文の「型」を先に作ることです。

たとえば、

・作業完了報告
・進捗報告
・トラブル報告
・確認依頼を含む報告
・上司への簡単な報告
・取引先への丁寧な報告

このように、よく使う報告のパターンを分けておきます。

そして、それぞれに合うテンプレートを作ります。

これは、前回のメール返信テンプレートと同じ考え方です。

「お世話になっております」の次で止まる人へ。ChatGPTでメール返信テンプレートを作る話

メール返信も報告文も、毎回ゼロから考えると疲れます。
でも、よく使う型があれば、かなり楽になります。

「文章を考える」のではなく、
「必要な情報を型に入れる」。

この感覚に変えるのがポイントです。

報告テンプレートに入れておきたい要素

報告テンプレートを作るときは、項目を増やしすぎない方が使いやすいです。

私も以前、報告用のテンプレートを細かくしすぎたことがあります。

目的、背景、現状、作業内容、課題、原因、対応、今後、依頼事項、補足……。

ちゃんと作ったつもりでした。

でも、入力項目が多すぎて、使う前から面倒になりました。

テンプレートは、立派に作ることより「使えること」の方が大事です。

まずは、次の5つくらいで十分です。

結論

最初に入れたいのは、結論です。

報告を読む側がまず知りたいのは、

「結局どうなったのか」

です。

たとえば、

・作業は完了しました
・現在、確認中です
・一部未対応の箇所があります
・先方から回答がありました
・追加確認が必要です

このように、最初に結論を出すと読みやすくなります。

特に忙しい相手に報告する場合、結論が後ろにあると負担になります。

丁寧に説明したつもりでも、相手からすると「先に結果を教えて」と感じることがあります。

ここは、ぶっちゃけかなり大事です。

状況

次に、今の状況です。

結論だけでは、相手が判断できない場合があります。

たとえば、

「作業は完了しました」

だけでは、何がどこまで終わったのか分かりません。

そこで、

・どの作業が終わったのか
・どこまで確認済みなのか
・何がまだ残っているのか
・問題があるのか、ないのか

を短く補足します。

ここで長く書きすぎると、また読みにくくなります。

状況説明は、必要な分だけで十分です。

対応内容

次に、実際に行った対応を書きます。

たとえば、

・資料を確認しました
・先方へ連絡しました
・社内で確認しました
・修正を反映しました
・該当箇所を再チェックしました

対応内容があると、報告に安心感が出ます。

ただし、作業ログのように全部並べる必要はありません。

相手が知るべき対応だけを書けば大丈夫です。

「頑張ったことを全部書きたい」

という気持ちになることもあります。

でも、報告文は努力の発表会ではなく、相手が状況を把握するための文章です。

このあたり、少し冷静に整理した方が伝わりやすくなります。

次にやること

報告文では、次の動きも大切です。

たとえば、

・このまま進めます
・明日までに再確認します
・先方の回答を待ちます
・修正後に再度ご連絡します
・追加資料を準備します

次にやることが書いてあると、相手は安心します。

「今どうなっていて、これからどう進むのか」が分かるからです。

逆に、ここがないと、相手は不安になります。

「で、次は誰が何をするの?」

となってしまうんですよね。

確認してほしいこと

最後に、相手に確認してほしいことがある場合は、はっきり書きます。

たとえば、

・この内容で進めてよいか
・修正方針に問題がないか
・追加で確認すべき点があるか
・日程に変更がないか
・資料内容に誤りがないか

ここをぼかすと、やり取りが増えます。

「ご確認ください」だけでは、何を確認すればいいのか分からないこともあります。

報告文では、相手に何をしてほしいのかを明確にすると、次の動きがスムーズになります。

ChatGPTで報告テンプレートを作るプロンプト例

ここからは、実際に使えるプロンプト例です。

まずは、仕事で使いやすい基本の報告テンプレートを作るプロンプトです。

仕事で使う報告文テンプレートを作りたいです。
以下の条件に合わせて、使い回しやすいテンプレートを作ってください。

【報告の種類】
作業の進捗報告

【相手】
社内の上司

【文体】
丁寧だけど、長すぎない
仕事向けに自然で分かりやすい

【入れてほしい要素】
・結論
・現在の状況
・対応した内容
・次にやること
・確認してほしいこと

【出力形式】
そのまま使える完成文
差し替え部分が分かるテンプレート文
使うときの注意点

このプロンプトを使うと、完成文と差し替え用テンプレートの両方を作れます。

報告パターンを複数作りたい場合は、次のように頼むと便利です。

以下の報告パターンごとに、使い回しやすい報告文テンプレートを作ってください。

・作業完了報告
・進捗報告
・トラブル報告
・確認依頼を含む報告
・取引先への報告

それぞれについて、

  1. 短めの文面
  2. 丁寧な文面
  3. 差し替え用テンプレート
    を作ってください。

この形で作っておくと、報告のたびに文章をゼロから考えなくて済みます。

さらに、ChatGPTへの頼み方そのものを毎回考えるのが面倒な場合は、プロンプト自体もテンプレート化しておくと楽です。

ChatGPTに何て頼むか、毎回そこで止まる。プロンプトをテンプレ化する話

報告文テンプレートとプロンプトテンプレートをセットで持っておくと、かなり使いやすくなります。

報告文テンプレートを使うときの注意点

報告テンプレートは便利ですが、使い方を間違えると少し不自然になります。

ここは注意したいところです。

全部を詳しく書こうとしない

報告文でやりがちなのが、全部を書こうとすることです。

「一応これも書いておいた方がいいかな」
「あれも説明しておかないと不安だな」

そう思って足していくと、どんどん長くなります。

でも、相手が知りたいのは全部の経緯ではなく、判断に必要な情報です。

もちろん、細かい説明が必要な場面もあります。

ただ、毎回すべてを詳しく書く必要はありません。

特に日常的な報告なら、

・結論
・状況
・次の動き

この3つが分かるだけでも十分なことがあります。

テンプレートは、情報を増やすためではなく、整理するために使うものです。

相手が知りたいことから逆算する

報告文は、自分が書きたい順番ではなく、相手が知りたい順番で書くと伝わりやすくなります。

上司なら、判断に必要な情報を知りたいかもしれません。

取引先なら、現在の対応状況や今後の予定を知りたいかもしれません。

同僚なら、自分が次に何をすればいいのかを知りたいかもしれません。

相手によって、必要な情報は少し変わります。

ChatGPTに頼むときも、

「上司向け」
「取引先向け」
「社内共有向け」
「確認依頼を含む報告」

のように指定すると、かなり整いやすくなります。

ここを指定しないと、少し一般的すぎる文章になりがちです。

最後は自分の言葉に整える

ChatGPTが作った報告文は、最後に必ず自分で確認してください。

特に確認したいのは、次の部分です。

・事実と違うことが書かれていないか
・日付や数字が合っているか
・相手に約束しすぎていないか
・責任の所在があいまいになっていないか
・文章が自分の普段の言い方とズレすぎていないか

報告文は、きれいに見えることよりも、正確であることが大切です。

ChatGPTの文章は整っています。

でも、整っているからこそ、間違いに気づきにくいこともあります。

最後の確認だけは、自分でやる。

ここは面倒でも省かない方がいいです。

まずはよく使う報告を1つだけ型にする

報告テンプレートを作るとき、最初から全部そろえようとしなくて大丈夫です。

むしろ、最初から完璧な報告テンプレート集を作ろうとすると、途中で止まります。

まずは、よく使う報告を1つだけ選んでください。

たとえば、

・作業完了報告
・進捗報告
・確認しました報告
・対応しました報告

このあたりで十分です。

今日これから送る報告文があるなら、それをテンプレート化するのが一番早いです。

次の報告文を、今後も使い回せるテンプレートにしてください。

条件:
・社内向け
・丁寧だけど短め
・結論、状況、次にやることが分かる形
・差し替え部分を分かりやすくする

元の報告内容:
〇〇

実際の報告から作ると、自分の仕事に合ったテンプレートになります。

理想のテンプレートをゼロから考えるより、普段の報告を少し整える方が続きます。

テンプレートは、使いながら育てるくらいで大丈夫です。

まとめ:報告文は、文章力よりも型で軽くできる

報告文がまとまらないと、少し落ち込みます。

「こんな短い文章なのに、なんでうまく書けないんだろう」

そう思うこともあります。

でも、報告文で手が止まるのは、文章力だけの問題ではありません。

結論。
状況。
対応内容。
次にやること。
確認してほしいこと。

この順番が決まっていないから、頭の中で情報が散らかるんです。

だからこそ、ChatGPTで報告テンプレートを作っておく意味があります。

まずは今日、よく使う報告を1つだけ型にしてみてください。

「作業完了しました」でもいいです。
「現在確認中です」でもいいです。
「明日までに対応します」でも十分です。

たった1つでも、次に同じ場面が来たときの自分が助かります。

報告文は、気合いで毎回ひねり出すものではなく、型で軽くできるものです。

明日の自分が少し楽になるように、まずは1つだけ整えておきましょう。